歯周病はこんなところから発覚します。

「歯がぐらぐらしている」
「口がくさい」

でも歯周病は「静かな病」＝「サイレント・ディジーズ」と呼ばれるように、初期は自覚症状がありません。
なので、ご家族やご本人では、歯周病かどうかという判断はつきません。
ですので、我々プロである歯科医師や歯科衛生士が伺い、診断・治療をいたします。

歯周病の影響は全身に及びます

歯周病菌は、歯周病になっている場所だけでなく、その周りの歯を支えている骨（歯槽骨：しそうこつ）を溶かします。
そして、歯周病は口の中だけにとどまらず、体中に影響を与えることが最近の研究でわかってきています。
訪問歯科を受ける方に特に関係が深いのは、下記の二つです。

誤嚥性肺炎

肺炎は死因の第３位です。
食べ物や唾液が気管に入り、細菌やウイルスが肺に入ることで起こす肺炎である「誤嚥性肺炎」もそれに含まれます。

認知症

歯が抜けて噛めなくなると、認知症のリスクが２倍になるという厚生労働省のデータがあります。
噛むことが脳を刺激して活性化し、脳の機能を回復させることが最近の研究でわかってきています。

他にも糖尿病、敗血症などのリスクも高くなります。

歯周病治療の方法

まずは、歯垢を専用の器具を用いて落とします。
だんだん腫れが収まってきたら、歯石を除去していきます。
歯周病が改善してきたら、再発しないように定期的なケアをするのがお勧めです。