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院長 安達大雅(あだちたいが)先生インタビュー

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「船橋には、ラビット歯科さんがあるから安心だよね」といっていただける訪問歯科診療所になりたいです。

経歴

新潟大学 歯学部卒
新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医
新潟大学医歯学総合病院 摂食嚥下機能回復部 医員
医療法人分院長として勤務
平成28年 12月 医)立靖会 ラビット歯科船橋訪問診療部 院長就任

ご出身はどちらなのですか?

生まれは静岡県です。
山脈を越えて日本海に行きたくて、真っ先に新潟大学を選びました。(笑)

歯医者さんになるキッカケを教えてください。

車が好きで、高校生のときは機械工学を専門にしようと思っていました。
ところが、友達の舞台を見て突然変わっちゃったんですね。
中学からの同級生が舞台演技をやっていて「見にこい!」と言われて行ったら、えらく感動して「人を相手にした仕事」をしたいと思いました。
それで医療系を目指すことになりました。

衝撃的な変化ですね。

舞台の上で演技をしている彼がすごくイキイキしていて、自分も、人と人の間でイキイキした仕事をしたいと心から思いました。
もともとメカニックをやりたかったことと、「歯学部は理工学的な要素が必要」というのを何かの本で読んで「あ、これなら両方できる!」と思い、歯科を目指しました。
「機械」から「人」に目を向けるというのが大きく変わったポイントでした。

ご家族に歯科医師がいたのでしょうか?

親戚をすべて集めても、医療従事者は自分しかいなかったですね。
「集中して物作りをすること」が好きな家系なのかもしれません。
妹が二人いるのですが、そのうち一人は私の影響で歯科衛生士になりました。

「研修医」をされていたという事ですが、どれくらいの期間やるのですか?

1年でした。
半年間は外部の歯科医院、残り半年は大学で研修しました。
その大学の研修から「摂食嚥下(せっしょくえんげ:食べ物を飲み下すこと)機能回復部」に入りました。
その当時、まだ「訪問歯科」を知らなくて、「摂食嚥下」の勉強をしていく中で知ったんですね。

「摂食嚥下」を勉強しようと思ったキッカケは?

大学6年間は「審美歯科をやりたい」と思っていました。
美容にとても興味があったんです。

ところが、たまたま大学6年生の冬に国家試験の勉強をしていたときに、気分転換に出た特別講義が「摂食嚥下」だったんですね。
それを聴いていて「こんなに面白い分野があるんだ!」って。
それまで審美一辺倒だったのがふっ飛んじゃって(笑)「摂食嚥下やろう!」って。

興味のあった美容とは、どんな内容なのですか?

学生の時、メイクの先生の講演を聴く機会がありました。
最初は病気や事故で顔にケガやアザができた人のカバーをするメイクを行い、カバーを目的とするところから脱して、そのメイクで自分の顔を受け入れていって社会復帰まで持っていく先生だったんですね。
人を元気にさせて社会復帰までもっていくメイクに感動しました。
人を「元気」にすることに「本気」な先生だったんですね。
臨床研修医になってからは、空き時間にその先生のスタジオにメイクを学びに行っていたくらいで。
単純な「美容」というよりも、「元気にする手段」としての「美容」です。

外来で患者さんを診ていると、「じゃ次回は1週間後で、お大事に。」という感じになることが多いと思います。でも、大学での研修医時代には、病棟へ毎日毎日同じ人にリハビリしに行って「今日はこれだけ食べられるようになったね、がんばろうね」と一緒にかかわることができるんですね。なんか、寄り添う感じで。
それがやりたくてね(笑)、それで飛び込んじゃったんです。

転機がありましたけれど、だんだんそっち(訪問・摂食嚥下)に導かれていた気がします。
転機とは、高校生のときの友達の舞台であり、大学6年生のときの摂食嚥下の講義であり。

訪問歯科歴は長いのですか?

訪問専門になってから7年目になります。

訪問歯科のやりがいって、どんなところですか?

その人の生活の中に入っていくのがこの仕事です。
「その人」と「その家族」を幸せにする手段って何かな?と考えるのが訪問歯科じゃないかな、と考えています。
紹介されてくると、スタッフが既往症や飲んでいる薬といった情報を全部集めてきてくれるんですね。
それから、訪問だとご本人が意思決定できないような方もいます。
「ご本人」と「家族」と「歯科医師」の希望が違う中に飛び込まなくてはならないことがある。
思惑が3者違うところで悩むのが面白い。(笑)

大変じゃないですか?

そういった「やりがい」が好きだからしょうがないんです(笑)。

訪問歯科がOKか?ダメか?という基準はあるのですか?

「独力で外来通院が困難だ」という事由が必要です。
現実的に「一人で歯医者さんに行けなさそうだな」というところを現場で確認しますね。
介護保険の介護度を見せていただいたり、日常生活が車椅子なのか?一人で歩けるか?
あとは、認知機能面に関しても確認します。

このホームページを見ているのは、ご家族の方だと思います。

家族が知っておいた方がいい情報はありますか?

例えば、「え?家の中で歯を抜けるんですか?」とよく驚かれます。
10割抜ける訳ではないのですが、ほとんどの症例で抜くことができます。
歯は抜けばいいってものではありませんが、痛みがあったり、揺れて気になって「本当に何とかしてくれ」って方がいますので、行って「抜けません」というわけにはいきません。
訪問だと、「インプラント」と「手術」以外はできる機械を持って行っています。

入れ歯の型採りができないと思っている方もいますが、それもOKです。

また、すでにお持ちのご病気があまりに重篤だったり、リスクが高すぎる場合には、訪問歯科の処置でその後が大変にならないようにします。

抜歯する場合は、ほぼ全症例で医科側から患者さんの情報を貰うようにしています。
こちらで専門的な情報を書面で郵送してやり取りしますのでご安心ください。
ご家族の方が、かかりつけの医科の先生とやり取りする必要はありません。

では逆に「訪問歯科診療ではできない」という例や、注意点はありますか?

「訪問の歯医者さんには来てほしいけど、普段は自転車に乗って買い物に行っています」というのはダメです。
保険で訪問診療する場合は、「お一人で通院できない」という状況が必要です。
自分一人で来て治療を受けてお会計をして予約ができる方は、訪問できません。

「訪問してもらえるのかどうなのか?」悩んでいる場合は、まずは電話していただければと思います。

無料検診を訪問でやっていますので、実際に行って「訪問で歯科診療し続けることができるのかどうか?」を判断することもあります。
その際「治療するとなると、こういう選択肢がありますよ、保険だったらこれくらいの費用がかかると思いますよ」という提案もできます。

訪問歯科をお願いできるかどうかわからないけど、まず「無料検診」に来てもらって、その時に訪問条件に合うかどうか?を判断してもらえる、という解釈であっていますか?

はい、そのご理解でOKです。

あとは認知症によって性格が変わってしまう方がいます。
拒否したり、暴れてしまう人もいらっしゃいますけど「うちのおじいちゃんこんなんですけど、本当に診てもらえるんですか?」という心配はいらないので、まず一回拝見できればと思っています。
警戒心が強くて、マスクして行っただけで拒否される場合もあります。
ひっかかれたり、噛まれそうになりながらやるケースもあります。
その場合、ご家族が「普段どうやって歯磨きしてあげればいいかわからない」という相談があれば、「ココをこうやってやれば、より効率よくできますよ」とか
「こういう道具を使えば噛まれるリスクが減りますよ」とか、そういうのを提案しに行くということも訪問でできます。

これからの目標を教えてください。

img2時代が変わっていく中で、時代と社会からのニーズに応えられる歯科、そのうちのひとつでありたいと思っています。
「船橋には、ラビットさんいるから安心だよね」といっていただける訪問歯科になりたいです。

「このチームが来たら元気になるよね」って言われるようになりたいです。
実現するためには、まずはわれわれ医療従事者がイキイキしていないとならない。
スタッフ一人ひとりが今の自分の仕事にやりがいを見出せていて、そういうスタッフが行くからこそ、家族も元気になるという風になりたい。

その一方、患者さんから元気もらうことは、飾り事でなくて、本当に多いんです。
こっちが個人的にションボリしているときでも、患者さんに救われるときもあります。
だって、自分は今まだ健康ですけれど、自分が半身麻痺になったときにすぐにその現実が受け入れられるかというと、すぐは無理だと思います。
それを乗り越えた方が目の前にいらっしゃるんです。
すごく強いです。
そういう方たちから学ぶこともありますし、スタッフと「どっちが癒しに行っているか分からないね」と話すこともあるんですよ。
「あのお宅に行くと、こっちが元気もらっちゃうね~」みたいな。
だから本当に訪問って面白いんです。

これからもずっと訪問現場にいたいですか?

はい、腰が続く間は(笑)。
実際に体力勝負なところはあるので、右手が動かなくなるか、目が見えなくなるか、腰が痛くなるか、それまではがんばりたいと思っています。

インタビュー2017/2/9